キックファンのゴリ押しペトロシアンが負けてしまいました。
ディフェンスマスターと呼ばれるペトロシアンのこんな姿が見られるなんて夢のようです。こんな時に限ってフロイドメイウェザーがパッキャオを見ずにGloryの会場に来ていて2大ディフェンスマスターの記念撮影でも見られるかと期待していましたが、アグレッシブに前に出てくるファイターに敗れるというストーリーで体型こそ違えど、パッキャオと重なったと感じたのは私だけではないはずです。いや、私だけかもしれません。
ペトロシアンのKO勝利の数が少ないことは有名ですが、多少の被弾は覚悟で圧力をかけていけばこうなるかもとは誰もが思っていたことです。リスティは攻撃が伸びるのでペトロシアンのスウェーバックにあわせたら面白いなとは思っていましたが、その逆でダッキングにあわせることを考えていたようです。
ムエタイ式のガードにアッパーをあわせるというのは常套手段のようで、有名な試合ですと魔裟斗vsサゲッターオなども綺麗なアッパーで決まっています。それでもペトロシアンの強固なガードをあけたのはリスティの変則ステップというかスイッチで一瞬距離が詰まったことでしょう。肘使ったのかと見えるくらい至近距離でした。
試合後のペトロシアンのインタビューが聞けないことが残念ですが、来年にはワンマッチで再戦はしてほしいですね。何はともあれペトロシアンの独走がとまりもう一周ずつは楽しめるでしょう。そう、裏ではパッキャオがポイントゲームを習得して復活しているようです。
アンディリスティvsジョルジオペトロシアンKOシーン(gif)